河内実加さん作《クラララバード》シリーズ長篇4作目(通算5冊目)『ツイノヒ』(2022.12.30 ものぐさ堂 刊)拝読。
↓ 同シリーズ過去作『らんぷ』『降る降るキャンディ』『迷うテンシ キミのはね』+短篇集『ねむいねむい時』。
河内実加『Clararabird3 迷うテンシ キミのはね』
生き物たちのあちら(生)とこちら(死)を虹で繋ぎ 大切な人の到来を待つ街クラララバードでの数々の逸話 最新刊がこの度の『ツイノヒ』。前巻『迷うテンシ…』のラストでの断片エピソードからの続きで 虹を自由に行き来できる謎の好青年「ツイノヒ」再登場。「ネーロ」(狂言廻し的役どころの猫=過去生では犬)以外は主人公「ぽちこ」含めツイノヒのことを知っているようだが 未だ完全には判然とせず。が初め懐疑的だったネーロもツイノヒの魅力は認めざるを得ない模様。眠れず悩んでいるぽちこに様々な眠りの草花を採ってきてやるツイノヒ(この世界では夢を見ないと大切な人との再会に支障があるらしい)。喋れない鼠ROや可愛い双子女子アブトゥー&アネット等ユニークなキャラも登場。お茶もお菓子も料理も作れる最強の夢見ハーブ=ヒツジナ今回も効能発揮。
ぽちこはようやく眠れるが……果たして幸せは訪れるのか? ネーロは?……ツイノヒとの絡みで次回は愈々混沌の展開?……
同シリーズ こちら ↓ で全巻販売中の由(※1巻目『らんぷ』売切の模様)
※『らんぷ』のみ ここ ↓ で閲覧可。
らんぷ ClararaBird - 河内 実加 マンガ図書館Z
ところで前巻『迷うテンシ キミのはね』の巻頭で作者不詳の英語詩 Rainbow Bridge が紹介され 原詩と共に邦訳も載せられており(訳者 鳥飼惇氏は作者夫君の由) 検索するとペットロスに悩む人々に希望を与える詩として世界的に知られている作とのこと ↓
https://www.rainbowsbridge.com/poem.htm
同種の伝承の紹介はネット上にも数多くあるようなので(絵本を描いている例も) 同じこの詩に曲が付けられたりはしていないものかとYoutubeを探してみると……
唄われている歌詞は(非常に聴きとりにくいが)どうやら違っているような気がするが 画面に流されている英語詩はまさに『迷うテンシ…』で紹介されている詩と同一。折角の美しい曲なので画面と同じこの歌詞で唄ってくれたらよいのにと……
河内さんありがとうございました!
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